ニキビ（尋常性ざ瘡）

一般皮膚科

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ほとんどの人が出来たことのあるニキビ。実は日本人の９５％以上が経験するといわれています。
いずれ治るだろうと放置していませんか？皮膚科の薬を使わずに自己流のやり方で試行錯誤していませんか？
ニキビを治すためには、状況にあった治療薬を使うことが大切です。さらに、正しいスキンケアや化粧方法についてもアドバイス致します。せび早い段階で皮膚科での治療をはじめましょう。

ニキビ（尋常性ざ瘡）とは

ニキビの始まりは、面皰（めんぽう）という皮脂が毛穴にたまった状態です。面皰が炎症をおこすと赤いニキビや膿がたまったニキビになります。炎症が治まって平らになった後も、赤み（炎症後紅斑（えんしょうごこうはん））が一時的に残ります。さらに炎症が強い場合は、でこぼことした痕（瘢痕（はんこん））が残ってしまうことがあります。

ニキビ（尋常性ざ瘡）の原因

毛穴のつまり

ニキビは、毛穴の中に皮脂がたまることで始まります。この状態が面皰（めんぽう）です。皮脂の分泌が多いことや、毛穴の先が詰まりやすいことが背景にあります。面皰の中は、アクネ菌が増えやすい環境にあります。アクネ菌の数が増えると炎症を起こして赤いニキビや膿がたまったニキビを引き起こします。

ニキビ（尋常性ざ瘡）の治療法

アダパレンや過酸化ベンゾイル（BPO）の外用薬

面皰の治療にはアダパレンや過酸化ベンゾイル（BPO）の外用薬と使用します。いずれも角質を剥離するピーリング作用があります。
抗菌薬の外用・内服

炎症のあるニキビの治療にはアクネ菌に効果のある抗菌剤の外用薬や内服薬を使用します。
ビタミン剤や漢方の併用

皮脂の分泌抑制や色素沈着の改善目的に各種ビタミン剤や、体質改善目的に漢方を併用することもあります。
美容皮膚科メニューの併用（自費診療）

ピーリング、光治療、ダーマペン等の併用によりさらに効果的にニキビ治療を進められます。当院でも様々な施術、治療プランをご用意しています。
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よくある質問

Q

どんなスキンケアをしたらいいの？

何を使えば良いのか分からず誤った方法のスキンケアをしている方も多くいらっしゃいます。ニキビ肌のスキンケアでは、ニキビができにくい肌環境をととのえることが大切です。1日２回の泡洗顔、適度な保湿をお願いします。日々ご使用いただくスキンケア製品についても当院でご用意があります。お気軽にご相談ください。お一人おひとりに最適なスキンケアをご提案させていただきます。
Q

メイクはしてもいい？

ニキビがあるからといってメイクをしてはいけないというわけではありません。しかし、更にニキビを増やさないように工夫が必要です。リキッドファンデーションやクッションファンデーションなど油性成分を多く含んだものを使用すると毛穴を塞いでしまい、ニキビを悪化させる原因となります。ファンデーションはパウダータイプのものがおすすめです。日焼け止めや化粧下地についても、低刺激の製品やノンコメドジェニックテスト済み製品を推奨しています。（「ノンコメドジェニック」とは、コメド（＝面皰（めんぽう））を起こしにくいように作られているという意味です。）当院でもにきび肌におすすめのメイクアップ製品をご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
Q

できてしまったにきびが気になる…。つぶしてもいいの？

ニキビを触ったりつぶしたりすると、化膿して炎症が大きくなり、にきび痕を残す原因になることがあります。洗顔や保湿などのスキンケアやお薬を塗るとき以外は、ニキビに触れないようにしましょう。